すけきよ

ビリディアナのすけきよのレビュー・感想・評価

ビリディアナ(1960年製作の映画)
3.0
善人ですら悪人扱い。いわんや悪人もだ。そこには、神の敗北しかない。それは、たとえば、BGMのメサイヤが暗示する。メサイヤは神の受難から復活までを描いたオラトリオだ。その頂点と言えるハレルヤコーラスで、悪人による悪人のための乱痴気パーティーがひらかれ、神の国は瓦解する。あとは、神の不在を示すポップスミュージックが鳴る。

こら、教会も怒るや。

問題作!
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