すけきよさんの映画レビュー・感想・評価

すけきよ

すけきよ

いつも2人で(1967年製作の映画)

2.5

子供いるのになぁ。ブルジョワ夫婦のワガママ倦怠期を時間を前後、ごちゃごちゃしながら、描いた、オシャレでわかりにくい作品。
時間軸の変化が目まぐるしく、その変化に気づくのに慣れるのに時間がかかった。車種
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.8

帽子のつばと、傘は持たない愛。いいなぁ。
運転席の前と後ろの間には壁がある。吹き飛ばせ。いいなぁ。
座る時は油断するな!グラスに気をつけろ!いいなぁ。
卵を割る時は手首が肝要!そやなぁ。

ひとつひと
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恋をしましょう(1960年製作の映画)

2.5

大富豪がその身分を隠して、小さな劇団女優のハートを掴むまでのあんなこんなを描いた作品。マリリンは相変わらず存在感はあるが、本がよくない。特に、富豪にコミカルな技を伝授するくだりがあるのだが、これが決定>>続きを読む

七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.0

前半の出会いから、妄想パロディーまではなかなかのノリでだったのに、途中から、くだらないベタな妄想にかわり、尻すぼみ感満載になってしまった。とは言え、マリリンの存在感は白眉で、普通の人間に見えず、なんだ>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.5

男女関係は全てにおいてコメディーなのだ。真面目であればあるほど。

しかし、ニコールはいつ見ても冷たい。なんだか死んでいる人のようだ。たとえ裸体をさらしても、ミイラのようだ。

このミイラの不義理に対
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.0

一種の軽い胸糞映画。貧困層が富裕層の自己中な株式操作で、憤まんやるかたない状況に陥る構図をベースに描いた経済サスペンス。ジョージクルーニーが軽薄なおっさんから、急にファイトちっくになるのは可笑しくもあ>>続きを読む

ウエディング宣言(2005年製作の映画)

2.5

ジェニファーが肉肉しいのでまいりました。こんなにタフマンボディーだったかしらん?
ジェーンフォンダのゴウジャス姑ぶりはなかなかコミカルで良かったんだが、ジェニファーが案外可愛くない。というかその設定が
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トプカピ(1964年製作の映画)

3.0

ピーター ユスティノフ
後の探偵ポワロの役者
灰色の脳細胞をフル活用せず
黄色のギャグ細胞をフル活用!
そのうってかわったコミカルな演技は必見に値する

また、お宝を盗むシーンの詳細なこと!
たっぷり
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恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ(1978年製作の映画)

4.0

日本非公開やったんは原発がからむからじゃないかな?こうゆうの公開されたら迷惑を被る利権屋が沢山いたやろしね。

流石イギリス映画。またまた抑制の効いた、ちろちろ青い炎を見せていくかのようなサスペンス。
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コンドル(1939年製作の映画)

3.5

パワハラ、セクハラ社長のブラック企業にかける夢。またそれに夢を賭ける男たちの熱い友情。

まあ、当時としては、空撮は美しいし、特撮もお見事です。これだけで現場の熱い空気がビンビン伝わって来ます。

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キリングゲーム(2013年製作の映画)

3.0

戦争の復讐であっても、単に殺す事が目的ではないらしい。だから、殺しに関してはお互いツメが甘い。告白し、贖罪をさせてからヤリたい。しかし、よくよく考えると、それは単に個人の責任なのか?また、自己苦悩が全>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.0

またいつもの「愛した人が人質になる」パターンか。ほんま好きやのう〜 という見る前からテンションダダ下がりではあったが、まあ、サスペンスの王道を否定してはいけないと思い直してみた。エンタメとしては、量も>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.0

なんの新鮮味もないありがちな人質ストーリーをそれなりに膨らませている手腕は素晴らしい。バイクやタイマンシーンがハントの凄みの表出だが、それなりに迫力があったが、いちいちクソ長いのが玉に傷。前作と比べて>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主題は「孤独」である。冒頭にそう述べている。よって、アランドロンは全くのひとりもので、便利使いの女以外には、知り合いも友人もいない。殺し屋という生業を推し進めるために、余計な人間関係を断たざるを得ない>>続きを読む

影の軍隊(1969年製作の映画)

4.0

可能な限り、脂肪を取り除いた、骨格に近い、リアルな実話サスペンス。楽しみなんてまったくないナチな支配下のフランスに我々は放り込まれる。恐怖と疑心暗鬼と裏切りと殺戮の砂を噛むような世界だ。それはエンタメ>>続きを読む

カリブの熱い夜(1984年製作の映画)

2.0

かったるい音楽にかったるいストーリー。当時の雰囲気丸出しだが、やはり古さは否めない。何故恋に落ちたのかから収賄へのストーリー展開がよくわからん。彼女も可愛くないしな。残念。

ザ・プラマー/恐怖の訪問者(1980年製作の映画)

2.9

予期せぬ他人が家に入り込み、不可思議で不気味な行動を取られたら、そのストレスたらないだろう。この作品は普通の主婦が落ちいったそんなストレスを淡々と描いたものだ。その特色は、与えられる不条理なストレスに>>続きを読む

ドグマ(1999年製作の映画)

3.3

主としてカトリック教徒や神、天使、悪魔のいる概念を思いっきり茶化している映画。とりわけ、カトリックに対する愚弄振りはなかなかのもので、冒頭の言い訳がどれだけの効果があったのか疑問である。また、全体的に>>続きを読む

ヒッチハイク(1976年製作の映画)

3.0

最低夫、最低逃亡者達、最高美人妻、最後に笑うのは誰か!?

まあ、ロクな男は出て来ません。金欲、性欲、嗜好品欲の塊みたいなヤカラばかり。

そんな中、惜しげもなく裸体を晒す、美人妻のセクシーなコト!
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10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.0

ペチャパイ女とジゴロ男の騙し合いか。あり得ないユニークな設定がラブコメディをさらに面白いものにしていた。バスケやカードゲームも元々オシャレな設定に花を添えており好印象だ。エンディングは予定調和しすぎる>>続きを読む

恋する宇宙(2009年製作の映画)

3.0

しかし、ピーターギャラガーは有罪顔だなぁ。

アスペルガーの恋と別れを描いた快作。

ヒューダンシーのアスペルガー振りは見事だが、全体に柔らかな雰囲気があり、周りの人間も何か温かい。だから、気持ちよく
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ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

3.1

経済、軍事、汚職、裏社会を描いた骨太なほーねーぶっとんだ、サザエさんサスペンスさ。骨太なんてなんだかいやらしいわ。筋肉むきむきに抱かれてみたーいなんていやらしいじゃなあい。

でだ。一応骨太らしくつく
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トイレット(2010年製作の映画)

2.0

何回寝落ちしたことか。かったるい。ワタシには合わんのか?間合いは長いし、展開は遅いし、出来事も大した事はないし。トイレが長い?知らんがな。英語は喋れへん?知らんがな。よその子どもやった?知らんがな。テ>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.5

韓国のシグナルと日本のシグナル 長期未解決事件捜査班は、この作品を参考?ほぼパクリにしている。あ、リメイクか。
さすが、原作だけあって、アイデアや緊迫感はすばらしい。単なるタイムトラベルではなく、通信
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あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

3.0

人生は予期せぬもの!
ストーリーは予想通り!
基本的な幸せなラブコメでした。展開に無理があるものの、ラブコメだから許せる許せる。予定調和だけど、ラブコメだから許せる許せる。幸せなラブコメってなんでもあ
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キャデラック・カウボーイ(1988年製作の映画)

3.0

基本的には、殺人犯を探しながら、悪者たちをやっつける話である。ただ、主役が、西部劇の映画スターと、保安官ワイアット アープであることに特色がある。フィルムの世界のヒーロー二人が、現実の世界的どう活躍す>>続きを読む

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

2.0

大きな展開と結末を期待したのだが、母親探しだの、ニート集めだの、父親探しだの、話が近距離的身近さにあふれてしまって、尻すぼみ感は否めない。ストーリーも難しい会話だらけで疲れてしまった。残念。

東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

2.5

テレビシリーズよりストーリーが凋落。大きな展開やシーンも少なく、完結編への繋ぎ感が強かった。

マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

3.2

骨太な海洋作品。長時間ながらも、エピソードがふんだんにあり、飽きさせない。特に、不幸を呼ぶ青年あたりは、胸が痛くなった。他にも片腕の青年、ガラパゴス物語り、偽装作戦など見どころが多くあった。船長室での>>続きを読む

陰謀のセオリー(1997年製作の映画)

3.0

ADSLなギブソン君、姫君を魔の手から守るため、また、自分の謎を探るため、逃げ、追い詰め、逃げまくる。悪の大王ハゲチャビンの秘密を暴き、殲滅するのは時間の問題なのだ。ところで、ハゲチャビンは艦長とよく>>続きを読む

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

2.9

世界一の大統領の世界一のsp達がこぞって鈍臭く、一人のおっさんに簡単にやられちまう作品。
ひとりの正義のベテランspが頑張って、狡猾な犯人達をとり抑えようとする、おっさん視点の作品。
アメリカらしく、
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スパイ・バウンド(2004年製作の映画)

3.1

ノーメイクなモニカさんを楽しもうじゃないか、君たち!そら、話は地味だし、盛り上がりもないし、サスペンス性も無い。各人物に深みも無けりゃ、役者もわけわからん。

だがしかし、モニカさんの映画に合わせた地
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戦場のレクイエム(2007年製作の映画)

3.0

内戦の中、全滅した共産軍の第九中隊について、戦後にその名誉を回復しようとした男の物語り。前半から中盤はほぼ、激しい戦闘の中で、死んでいく中隊を描き、後半は生き残った男の様々な活動を地味に描いている。中>>続きを読む

ニア・ダーク/月夜の出来事(1987年製作の映画)

3.0

アメリカ人好みのワイルドなバンパイアもの。人間対バンパイアではなく、バンパイアになってしまった人間と、その仲間たちとの確執、クールな恋愛を柱としている。テンポよく物語りは進み、ツッコミどころはあれど、>>続きを読む

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.0

貧しいながらも愛のあった昭和時代を見ているような作品。子役の演技は大変拙いものの、不思議とテーマ、出来事や背景にマッチしていて、テクニカルな子役のはしっこさが、逆に不自然に感じたほどだった。無くした靴>>続きを読む