ビリディアナの作品情報・感想・評価

「ビリディアナ」に投稿された感想・評価

Yarrtt

Yarrttの感想・評価

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物語の始まりと終わりで、世界が変わっていることにこの監督の確かな力量を感じる。

そして動物が良い。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

3.9
シルヴィア・ピナルが尼僧からのガーターストッキングときての谷間みせに完全にやられた。
まいん

まいんの感想・評価

3.8
軽率な見方をするとかなりのド変態映画です(笑)
だって牛の乳と縄跳びの持ち手ですよ!
いや絶対ヤバイでしょ!(あー卑猥🤦‍♀️)

そんな卑猥な部分だけに焦点を当てるだけではダメですよこの作品(笑)
でもそんなところも含めてここまで問題作と言われるパルムドールないでしょうね

絶対にキリスト教信者は見れない過激な性描写に、あの誰もが知る「最後の晩餐」を乞食が演じるというなんていう皮肉さ
(あの乞食はホンモノの乞食だとか)

ルイスブニュエルが国外追放されるのも当たり前でしょうね(笑)
【十字架は傾ければ✖︎になる】

僕の師匠である先輩から貸してもらったDVDで鑑賞。たぶん貰ってなかったら当分観ることなかった作品なので感謝、感謝。予備知識が本当に0の状態で映画に対峙できる機会って今の世の中じゃ相当に難しい。そしてよりによってこんな作品に出会えるとは...感謝、感謝。ただ神様には馬鹿らしいので感謝しませんよ笑。

まず本作が二部構成だとは思っていなかったので、ビリディアナの脚を写すフェチズムを感じるカットの数々と展開から、神の意向に従ったはずの聖女が叔父の性欲の餌食となり堕ちてゆき、すぐ帰るつもりが行李になってしまう話を描くものかと思いました。だって妻の姿をビリディアナに投射する叔父の異常愛や、彼女の夢遊病設定を弄くり回せば91分なんて余裕じゃないですか。

しかし、そんな膨らみに甘んじないのが、ブリュエル脚本の圧倒的飛躍・想像の理由なのでしょう。メタファーとなっていた設定も一回使用したらかなぐり捨てるような思い切りの良さ、等閑っぷりが実に品悪く爽快‼︎牛の乳と縄跳びの持ち手が似てるのを意図的に見せる性根の悪さも笑うしかない。乳から絞り出されたのは、キリスト教の欺瞞だった。ただ、縄跳びを飛ぶ少女の片足の靴下をずらしておくという高度すぎる脚フェチショットを使用した癖に叔父が胸派なのは謎です笑。


でもやっぱり凄いのは後半の方。浮浪者に対するビリディアナの奉仕活動と、叔父の財産相続人である子のホルの屋敷の修繕のクロスカッティングの馬鹿馬鹿しさから始まり、良き人間は救われるという物語(聖書)だけの常識を徹底的に愚弄していく。彼女の慈悲を理解する気など微塵もなく、外面を取り繕っていくだけの乞食どものクソ野郎っぷりは最低も承知で痛快。叔父の食ったりんごの叔父側の接面を頑なに口つけないビリディアナの一途な信仰心と対照化されて切ないんだけどやっぱり笑っちゃう。

そしてなんといっても「最後の晩餐」のパロディシーン‼︎全てがガラガラと音を立てて崩壊していくダーク・カタルシスの極北にあると思う。でもビリディアナの上で腹上死させる鬼畜っぷりは笑いをとうに通り越して唖然するのみ。ラストの静止画ショットの空虚な心変わりっぷりを観てしまうと、人を信じるのが本当に馬鹿みたいに思えてくる。

赤ワインにパンを浸して食すようなお下劣映画でした。
さち

さちの感想・評価

5.0
観れてよかった🙏しかも劇場で…。神様に感謝しなきゃな…というのも束の間(笑)

ハイハイハイ!来ましたよ〜〜ってくらいにあのシーンやあのシーン…
これが為に自国🇪🇸を出禁になったそうなブニュエル氏。素晴らしいとしか言いようがない👏👏👏
白

白の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

通念的道徳や宗教に対する過激な挑発として映画は(社会諷刺という言葉では決して物足りない)ブラックユーモアに包まれたペシミズムを以て作品を統一し、非情な現実認識を付与する。
まずキリスト教上の悪徳が映画中で散見される。少女の「大きな牛が来た」という発言において牛とは怠惰≒堕落を象徴する。またホルヘが犬を貰い受ける件において、犬は(飽くなき)羨望を象徴する(同時にここでは動物虐待も仄めかされる)。無論上記だけでなく七つの大罪及びその象徴が随所に散見される。これらモチーフはそれだけでカトリックに対する挑発行為であると同時に登場人物の未来像を客体に予感させる。つまり物語はその溢れ出る不道徳と涜神性を以て神、聖なるもの、キリスト教、合理性、一切の美徳を否定する。次第に浮かび上がる混沌へと私たちは引きずり込まれ、今いる現実に対し過酷な問題提起を投げ掛けられるのだ。
無意識的に発動する本性として夢遊病は劇中に登場する。ビリディアナは灰(キリスト教的解釈における死·罰)を拾い上げ持ち帰る。博愛的な優しさが表れている一方で、その時同時に彼女の手はその灰によって汚されている。「死」を契機にビリディアナは乞食救済のためユートピア建設を志す。盲人、癇癪持ち、色情狂、ハンセン病罹患者といった乞食のヴァリエーションと彼ら彼女らの生活はまさしく現実世界の大衆に呼応している。大衆はその脆弱性を文化として自負しながらも、その欲望に止め処ない。結果として乞食等はビリディアナの厚意に付け上がり、終末的な混沌の様を齎す。ここでまるで共産主義的理想像として描かれるビリディアナのユートピアの顛末は、擬似宗教としての共産主義とキリスト教を呼応させ、物語の平行線上でそれらの堕落や無価値を諧謔的に諷刺する。懇意を濫用された果てに二度目の強姦を受けてビリディアナは自己の中核を為した信仰を見失う。そしてビリディアナと世界の輪郭は崩れて行く。なおエンディングに至るまでこの作品は不道徳的示唆を一貫する。しかし後味は不快感に占められることなく、全く蠱惑的である。ブニュエルの描く涜神性が寧ろ非常に愉快であるのは、作品が時代性を敷衍し、猜疑の眼差しの向けられることのないその根底を見事に指摘したからだろう。ビリディアナの行動は設計主義と進歩への欲望を否定した。設計主義に踏まえ例えられる人造国家アメリカとソ連もまた気づかぬ内に作品による非難の対象となる。ブニュエルの描く悪意と不思議に感無量。フレーミングも構成も好き。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
イメフォーで見逃したやつ見てきたけど面白かった。
序盤の乳搾りはロマンポルノみたいな前フリだなと思ったけど。
しかし息子はバカボンかと思ったけどなかなか冷静ないい男だったな。
自分もあの女性が1番美しいと思ってたけど黒い服着た途端に勝利が確定するのがまさに黒い牛ことサタンの力といった感じ。
アンチクライスト。
saeta

saetaの感想・評価

4.2
このアナーキーで無根拠な感じがたまりません!

エロ親父っぷりが最高なブニュエル組のフェルナンド・レイ、ロシアより愛をこめてのダニエラ・ビアンキを思い起こすビリディアナ役のシルヴィア・ピナルがいい味出してた。

ブニュエルはたまに無性に観たくなるな。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.7
ブニュエルは脚フェチ。

何をしても裏目に出るビリディアナ。
浮浪者たちも「施し」などは求めていなかったことが、あの乱痴気騒ぎで明らかになる。
可哀想という感情は必要ない。

ブニュエル作品の中では割とわかりやすいラストだと思うけれど、だからこそカメラの動きの正解感が半端ない。
なんだこれ....おもしろ....

ルイス・ブニュエル.....つよ....

恵比寿....
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