だーば

タリーと私の秘密の時間のだーばのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
3.6
予告での最後のワンシーン…
「なぜ私のために?」
「なぜだと思う?」
この会話が頭から抜けず、さらにはそこから期待が高まり、ギリギリ鑑賞。
ジェイソン・ライトマン監督の「淡々しさ」にシャーリーズ・セロンの体当たり演技とがほどよく噛み合い、寓話要素が育児に苦しむ母親の生々しさを描き消すことなく描かれている。オチはある程度予測できるものの、マッケンジー・デイビス演じるタリーが放つ「不思議さ」の塩梅もよく、最後まで飽きずに観られた。監督らしさではあるけど、欲を言えば、謎が解明されたとき、もう少し演出を派手に見せてほしかったかな~。
育児あるあるで賛同もよいが、どちらかというと、ここまで子供に向き合って育児ができているかを考えて欲しい気持ちが強いかな。
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