びっきぃ

運命のボタンのびっきぃのレビュー・感想・評価

運命のボタン(2009年製作の映画)
3.2
「これはどういう意味?」考えてもキリがない。それがSFというジャンルであって、その最高峰『運命のボタン』??


ある日、ノーマとアーサー夫妻のもとに赤いボタン付きの装置が入った箱が届いた。すると謎の人物がノーマを訪ね、次のことを言う。

ボタンを押せば2つのことが起こります。
① どこかで、あなたの知らない誰かが死にます。
② あなたはお金を手にする。金額は1億円。
『あなたならどうしますか?』と。

ノーマ夫婦は、そのボタンを押すのか。そして、このテストの意味とは?!?!


原作は、リチャード・マシスンの『死を招くボタン・ゲーム』(原題: Button, Button)という短編小説で、テーマは「他人の利益のために自らの欲望を抑えられるか?」にあると思うのだが、後半の展開がどうにも難解というべきか、雑というべきか笑。ということもあって、酷評なんだろうけど、ある程度身構えて鑑賞できれば、中々壮大で、エンタメとしては面白い。あと、キャメロン・ディアスの演技が素晴らしい!!

過程を取っ払ったとしても、人間ってこんなもんだよね、って思わせてくれるような良作。
びっきぃ

びっきぃ