イスタンブールでの事件を解決したエルキュール・ポアロは、休暇を兼ねてオリエント急行に乗り込み、ロンドンへの帰途に着いたが、ラチェットという得体の知れない男に身辺警護を依頼される。即座に断ったポアロだったが、その夜、男は殺されてしまった。成り行きで事件の捜査をする羽目になってしまったポアロは、同乗者それぞれに話を聞くが、全ての人物にアリバイがある一方、犯行の動機もあるのだった。難事件にポアロの灰色の脳細胞が冴えるというお話。
豪華キャストと美しいロケーションで、定番のミステリーをそつなく映画化している。ケネス・ブラナーのポアロは髭がへんてこりんだが、悪くはない。登場人物全員から恨まれる男をジョニー・デップが演じていて、しっかりはまっている。ケネス・ブラナーの真面目な作風が今作にははまっていて、いい感じのお正月映画に仕上がっている。次は「ナイルに死す」のようだが楽しみである
