アガサ・クリスティー原作の1974年のシドニー・ルメット監督版が大好きなので、かなり期待をして鑑賞。『炎のランナー』『マリリン 7日間の恋』ではアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされ、最近では『ダンケルク』の記憶も新しいケネス・ブラナー監督がメガホンを撮った本作。シドニー・ルメット版も当時の豪華な顔ぶれであったが、今回もジョニー・デップ・ミシェル・ファイファー・ペネロペ・クルスなどがキャスティング。
「犯人」
「動機」
が変わっているのか?
最大の楽しみを含めて、
「キャスティング」
「多少のアクション」
「最後の晩餐のような構図」
なども割と楽しめたのだが・・・
やはり本作は閉鎖空間の中で起こる、名探偵エルキュール・ポワロと犯人との人間ドラマがメイン。列車外に出る場面が多く、解放された展開が、
「各乗客の人物像」
を薄れてさせてしまい、ラストが生きてこない・・・
しかしながら、CGで甦る
「美しい景色をバックに疾走するオリエント急行」
は乗って見たいと思いましてくれ、十分に楽しめました!