エルサレムでの事件を解決し、イスタンブール発のオリエント急行で帰途に向かうポアロが、車内で発生した殺人事件の犯人を推理する名作ミステリ小説の2度目の映画化。ポアロの尊大なキャラにちょっと微妙な気分になる。個人的にはもっと軽いタッチで良かったと思うが、ポアロがカトリックであることが繰り返し強調され、倫理を主体とした作品になっている。あまり日本人向けではない気がする。夜の雪崩のシーンはディズニーのCGっぽくてイマイチだったな。監督兼主演のケネス・ブラナーの十八番のケレン味芝居が満載。デフォー先生の見せ場はちょっとウルっときた。女性はデンチさんと秘書以外はみんな同じような髪型の美人で年格好も同じに見えて、関係性が直観でつかみずらかったな。
2017.12.14 映画館(2D字幕)
