このレビューはネタバレを含みます
ちょうど週末に1973年バージョンを見た後だったので色々比較しながら見ることが出来た。
出演者は豪華とは言えやはり前作より地味（知名度も見た目も）、オリエント急行の豪華さもあまり伝わって来ない（あの当時に比べると日本もななつ星とかあるもんね）。前作のポアロがユーモアたっぷり（うるさくてウザかったけど）なら、ケネスプラナーはやたら哲学的。
前作は殺されたデイジーやそれが原因で死んだ人たちへの尊敬や愛情が様々なシーンから伝わってきて、全員で殺人OKに納得性を持たせてたけど、今回はその辺りが故意にかどうかあまり描かれていなかった。どちらかというと「殺人に正当な理由なんてない」…けどね見過ごすことへのポアロの苦悩が描かれていた。まぁ今の世の中、見逃すよ、あー良かった、では見てる方も、オイッってなるよね。
謎解きのシーンはわざわざ列車内でなく野外テーブルで最後の審判っぽく、したのはそういう意味❓
でも、ミシェルファイファー良かったわ。
ジョニデ、どんなに頑張っても悪い人に見えないんだけどーー
