このレビューはネタバレを含みます
昔推理小説が好きで有名な話と知り古い映画?ドラマを観ていて結末を知っていた。当時は筋書に驚いたがポアロシリーズの一つ位の認識になり、そこまで絶賛という訳ではなかった。
歳を重ねて見方が変わったようだ。家庭を持ち大切な人がいる今となってはとても社会性のある話に見えた。
大罪人がいて被害者・被害者遺族がいる。不謹慎かもしれないが今の時代なら許されないだろう。しかし、なぜ加害者にはやり直すチャンスは与えられるが被害者にはチャンスすら与えられず被害者遺族には何か救いはあるのだろうか。
なんの前触れなく犯罪の被害にあい娘、妻を失い、絶望し自ら命を絶つ。
想像を絶するのだろう。残された遺族も。セリフに命には命でというシーンがあったがわかる気がする。ポアロの葛藤と結論は仕方ないと思った。
映画としては、たぶん普通だと思う。僕のような変な見方をしなければ(笑)
ただ、音楽が良い。愛の歌?メロディーが悲しみと癒しぽい。
曲にやられたのかもしれない。