カッコいいポスターと不気味な予告編に以前から気になっていた作品。公開後、DVD化も配信もされずにいたが、近くで1日だけ再上映されているとの情報をつかみ、仕事終わりで劇場へ駆け込みました。
主人公・水原の仕事はプールの監視員。
家族なし友達もなし。
毎日仕事→映画→マクドナルド→帰宅→仕事→映画→マクドナルド→帰宅……
誰とも話さずロボットのように同じことを繰り返す日々。面白くないにも程がある日常を淡々と見せられ1時間近くが経過。やばい、こりゃ寝てしまう…と思った瞬間、ある人物の登場で眠気が吹っ飛びました。一気に加速する感じではなく、ジワジワ面白くなっていく感じ。
展開や絵作りは正直そこまで新鮮な感じはしませんでした。本作の核であろう内容のラジオをBGMばりにずっと流してるのもしつこくて冷めました。
しかし、世界の終わりみたいな静かな雰囲気は素晴らしいし、何よりキャラクターが良い。主人公のキャラの突き通しぶりには拍手。監督が演じた同僚も良かった。ああいうやついるわ～。主人公と同僚、種類は違うけどどっちもロボットみたい。
本作を手掛けた映画制作集団・大田原愚豚舎。めっちゃ気になる。
