立ち去った女のmiyakkaiのレビュー・感想・評価

今の私の目線からこの作品を見て思ったのは、やっぱり生きる意味を見出だすことは難しいんだなぁと。
不可抗力的な何かや誰かによって、苦痛や悲しみに襲われたとしても、恨んでも何も解決しない。だから、全てを許して困っている人には手を差しのべる。でも、そうすることで救われるっていう単純なことでもなくて、不可抗力はどうしても必ずある。

でも、それでも生きる。ぐるぐると迷いながらも生きるしかない。
4時間弱のモノクロの静とした映像は、後半急に生々しい現実感を表していました。