わだげんた

立ち去った女のわだげんたのレビュー・感想・評価

立ち去った女(2016年製作の映画)
2.9
今年の劇場始め。

候補はいくつかありましたが、今回の上映逃すと劇場では観れなさそうな作品をチョイス!

上映時間4時間弱というのも新春がまん大会みたいで良いではないですか!
あ、がまんするのは尿意で映画ではないです、因みに(^_^;)

横浜シネマリンという劇場は初めて行ったけれど、昔ながらの清く正しい映画館でした。初めてなのに懐かしい。そんな雰囲気。ベストポジションゲットして、さて鑑賞。。。

( ̄~ ̄;)

うーん。これは。。。

面白いかつまらないかといったら、
面白い。

長く感じるかどうかといえば、
上映時間ほどの長さは感じない。

お話理解できないかといったら、
そんなことはない。むしろわかりやすい。(凄い深い宗教的な意味とかはわかってないですけど。。。)

30年間無実の罪で服役してた女が、ある日突然冤罪であったことが証明されて、町に出されます。

その女は罪を擦り付けた男に復讐するために、ある町に向かいます。そこで出会った個性的な面々の力を借りて復讐計画を着々と前進させますが。。。

ってお話。

ね、簡単でしょ。
この話で4時間だよ!

なんでこんなに長いかというと、ワンシーンの間の取り方がハンパない!

クセが強すぎなんじゃ( ´△`)

凄い撮影技術で、カメラさんも証明さんも美術さんも、恐らく超一流で。ぐたぐたなシーンでも凄く美しく、意味ある感じで撮られてるということもあって何か起きるんじゃないか感が凄くある。

起きるかどうかは別として(^_^;)

このシーンこんなに尺いるかしら、ってぐらい、これでもか、これでもか、
って。

編集って概念はほぼないワンカット撮影、しかもカメラ固定なので、そりゃ長くなるよな。

どこまで脚本でどこからアドリブなのかな?

でもそのワンシーンは何が起こるんだろう、って思いながら観てるから結構飽きずに観られる。その積み重ねなんです。

ラストの一時間ぐらい、合図はギターの音。そこからいわゆるオチに向かいます。

なるほど。そうくるんだ。

好きな場面。
あるキーパーソンの取り調べシーン。

ここはいい。劇中唯一笑いました(*^^*)

いい映画なのかもしれないけれど、俺にはそこまで絶賛という感じにはなりませんでした。

好みかどうかと言われれば、
好みじゃない、という事でしょう。

因みに尿意は我慢できましたよ(笑)!
わだげんた

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