バッシー

無頼無法の徒 さぶのバッシーのレビュー・感想・評価

無頼無法の徒 さぶ(1964年製作の映画)
3.8
山本周五郎の「さぶ」は昔読んで感動した記憶があるのですが、この映画を観ても何ひとつ覚えておらず、Googleのプレビューの試し読みで内容を確認してしまった。
小説にしろ映画にしろ、時が経つと忘れてしまうんですねぇ。

愚鈍なさぶに頼られる利発な栄二が、濡れ衣を着せられ苦難に遭う。

栄二の試練と2人の絆の物語だが、友情と信頼の裏に秘めた侮蔑と憎悪という相克する心理描写が感慨深い。

しかし、今観ると豪華なキャストです。