さささ

THE BATMAN-ザ・バットマンーのさささのレビュー・感想・評価

4.0
ノーランのバットマンがあったから期待とかプレッシャーがあっただろうけど、今作でしっかりマットリーヴスのバットマンを確率できたことに感動。コロナやキャスティングと度重なる苦難があったうえでできたと思うとよりこのバットマンの努力を感じる。

今まではあくまでヒーローという保険があってのバットマンだったが、今作は復讐に燃える自警活動する引きこもりがリドラーと対峙していく中で垣間見えてくる街の汚職や、ウェイン家が完全な慈善家ではなかったかもしれないなどといった壁に当たりながらも正義の心が花開くようなバットマンだった。序盤で「私自身が影なのだ」から終盤での人々を助け出し自分自身が光となり道しるべとなるシーンはバットマンのヒーローとしての成長を表してるようだった。

基本ダークな謎解きがメインで今までのようなオーバーテクノロジーな兵器は登場しないが、飛ぶ時の「アレ」やバットラングをビュンビュン飛ばさない泥臭い闘いはリアリティあってよかった。特にバットモービルの活躍は音響込でめちゃくちゃかっこいい。

あと試写会終了後の拍手は初めての光景で驚いた
さささ

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