碧SU

THE BATMAN-ザ・バットマンーの碧SUのレビュー・感想・評価

4.2
予告の時点で【THE BATMAN】メインテーマかのように流れる
Nirvanaの『Something in the Way』

本編でも凄く良いシーンで流れましたが、痺れますね!
気怠く憂鬱と暗雲立ち込めるゴッサムとバットマンの心境が
見事に曲とマッチして劇場を出てからも脳内リピート再生。
雨の日にスマホで流しながら街を歩けば・・・

ほら そこはもう、ゴッサム笑


バットマンの映画がまた新しい形で始まった2022年に感謝。

マット・リーヴス監督、正直ナメてました笑
彼の中できっと、曲げてはいけないバットマンの世界観が完成されているのでしょう。
3時間の上映時間に最初は正気か!?と思いましたが、
観てるうちに彼は本気だ!と思い知らされました。

終始、雨が降っている描写に【セブン】を連想するが、
ゴッサムシティの荒廃した色気が漂ってきて最高でした。

バットマンとフィルム・ノワールって抜群に合うんですね!

序盤から息もつかせぬ展開の連続ながら、
その1つ1つを丁寧に捜査する探偵モノ(意外でした)

私個人的に最高にアガるポイントとしては、
ゴードン警部補が最初からバットマンを信頼している関係性。
ここで描かれていない2年の物語を観客に想像させます。
私の大好きな刑事バディもの洋画の如く、
ジェフリー・ライト演じるゴードン警部補は満点です。

アルフレッドとのシーンも凄く感動したし、
キャットウーマンとのシーンも盛沢山。
スタッフクレジットでゾーイ・クラヴィッツが2番目に出て、
感慨深いものがありました。彼女も、もう大スターですね!

リドラーの狂気は【プリズナーズ】ダノみたいな雰囲気があった。

ペンギンはなんか憎めない感じがとても好感持てました。
(マジで登場してる最中…
 ずっとコリン・ファレルの顔を思い出そうとしてましたが、
 ペンギンの顔を見ると本当の顔を忘れます笑)


ティム・バートン版、ジョエル・シュマッカー版、
クリストファー・ノーラン3部作と全て観てきましたが、
今回のマット・リーヴス版は、

バットマンと〇〇、バットマンと〇〇、バットマンと〇〇
という風に、常にバットマンを主軸に様々な人物とのシーンが楽しめる、
まさにTHE BATMANというタイトルが相応しい内容だったと思いました。

私はかなり楽しめました!ホント面白かったと思います!
ロバート・パティンソンかっこよかった~!

静と動で言うなれば、静の部分が多い気もするので
上映時間も合わせて眠くならないように、
鑑賞前はちゃんと存分に睡眠をとって映画を楽しんでください!
碧SU

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