KIMプラモスキー

THE BATMAN-ザ・バットマンーのKIMプラモスキーのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2022年3月19日
プラモデル発売&再販を記念してドルビーシネマにて2回目鑑賞。
ラストの見上げるシーンがいいのよねー


IMAXにて。
ノーラン三部作と同時に、Mr.フリーズも大好きな私。

ダークでした。そしてまさにDCでした。
三時間でも長いとは感じなかったです。

脚本よかった。

ヒーローをリアルに描く事で見えてしまう、
バットマンのおかしさがあって、行動原理に狂気が見られるのですが、今回は同じ孤児というベースを持ちながらも、分かり合えない、根本的に話が噛み合わない2人を描く事で更に強く印象づけられました。
リドラー、ブルースウェイン共に適役でしたねえ、素晴らしい。ナゾラーとか言ってごめんなさい。

雨、降りすぎ、画面暗すぎも世界観構築のひとつなので、よかったです。
さらに画面は描くべき対象以外はフォーカスを合わせないようにしており、謎や先の見えなさを演出してたかのように感じました。

リドラーの謎かけと連続殺人はミステリーでしたが、ラストのリドラーズはホラーかと思うおぞましさ、狂信者、被害妄想、全米各地で起こった銃乱射事件と、陰謀論にハマる人達がリアルに想起され、積み上げられる銃弾に背筋が寒くなりました。ここをぶっ込んで来た事で、また映画としての時代性が出たかと思います。こっちのほうが心臓に悪いのではと感じましたよ。

バットモービルも予想以上によかったです。
映画館であの音が有ればこそでしょうが。

リアルに振りすぎてつまらないのは、空飛ぶバットマンと、キャットウーマンのマスク。

キスシーンよりもバイクで走るふたりの方がラブシーンでした。

公開日はマイナスポイント。思慮が浅い。

「セブン」久しぶりに観ようかな。