鳥栖市のJK

THE BATMAN-ザ・バットマンーの鳥栖市のJKのレビュー・感想・評価

4.0
今までのどの実写化よりも、バットマンの本質に近づいているバットマン映画だ思う。

チンピラ目線で見るバットマンの得体の知れなさ、ヤバさ、怖さはダントツ。ハンドガンやアサルトライフル当たりまくってんのにズンズン歩いてこっちに近寄ってくるの怖すぎやろ。
そして昼の顔と夜の顔両方でゴッサムをより良い街にしようと活動すればするほど、バットマン(またはブルース)目当ての狂人たちがゴッサムに寄ってきてしまい、市民を脅かすというバットマンのジレンマも上手く描いていた。

そして今作も例に漏れず相変わらず治安が終わってるゴッサムシティ。広島県福山市、こんなゴッサムシティと姉妹都市になって本当に大丈夫?

バットマン2年目故の荒削りなアクション・聡明な頭脳での謎解き・印象的な画作りは非の打ち所無し。

光と闇・正義と悪・希望と恐怖────
バットマンを構成する重要な要素を全て押さえてさらに異常なほどに暗いこの映画は見る人を選ぶ万人受けしない映画かもしれないが、バットマンのことが好きな人ほど好きになれる映画だと感じました。