ケージー

THE BATMAN-ザ・バットマンーのケージーのレビュー・感想・評価

4.0
若いバットマンから始まる、新シリーズのスタート作品としてはとても良かった!
どちらかと言うと、多分全体的に設定は「現代アレンジした原作アメコミ」寄りの作品。
ティム・バートン版やクリストファー・ノーラン版ともまた違った方向性のバットマンで面白かった♪
今までのバットマンはやっぱり「大人の男」としての苦悩だったりが強めな気がするけど。
今回は「強くて頭がとても良いけど、人として未熟なバットマン」な感じがとても伝わって、今まであまり無かった「今後の成長に期待する作品」的な作りで、シリーズとして続きが楽しみになる感じだった。
あと、ティム・バートン版がファンタジー色強かった感じから、クリストファー・ノーラン版でリアル方向に進んだと思ってたけど。今作は更にヒーローもヴィランも「居るかもしれない」って思わせるくらいに現実寄りに出来てる感じがした。
個人的には今作の「ペンギン」がちゃんとマフィアだったのが良かった(笑)
ティム・バートン版がダメな訳では無いけど、後で原作を知ったらダイブン違ったからびっくりしたし(笑)
あと、今作のゴードン警部は結構いかつくて、頭固そうで『ザ・刑事』って感じがして良かった(笑)

マイナス点を上げるなら、やっぱり上映時間が長いのと、ストーリーとしては流れの収まりが良いけど、細かく見ると、サスペンスや推理モノとしては部分的に「えっ? それってそんなので良いの?」って粗さが有るように見える所かな。