鑑賞前に期待しすぎた。。
開幕の怪しげなスコープ映像と少々宗教的なBGMの組み合わせが絶妙に気持ち悪くて居心地が悪く、かなり雰囲気づくりとして良かったが、そこから3時間ずっと暗い。
夜、雨ときどき曇り、人が死ぬと真っ黒の喪服や傘が画面中にびっしり。
謎解きサスペンス調のストーリーで俳優陣の演技も文句なしだが、上映が3時間もある分本当に沢山の要素が詰め込まれていて、振り切れずに中途半端になってしまっている部分も多くあった印象。愉快犯らしき犯人なのに犯行の残虐さも大事な所は見せないため、犯人への畏怖や憎悪的な感情移入も微妙になった。犯行の動機は明確な一方、被害者側の悪事に関しては視覚的に表現されず、ただ本人の口や刑事から伝え聞くだけだからそれもちょっと物足りない。
バットマンのスーツは真っ黒でシンプルながらも洗練されてスマートだった。衣装や小道具など美術デザインの意匠が作中全体を通して凝らされていた。雰囲気を形作る音楽も非常に良い。
続編ができそうな終わり方だったけどあんまり好きなキャラいないな、、
あと「復讐者(Avengers)」をDC出身の『バットマン』のキャラがあまりにもディスるからなんか複雑な気持ちになったけど考えすぎか。。
