これじゃない!って作品。
変な方向に「リアルさ」を追及してしまったため、エンタメ性を完全に失ってしまい、正直退屈な内容。
って言うか、これ「バットマン」でやる必要ないでしょ、って言うストーリーや設定で、「バットマン」としてのおいしい所の半分は捨ててしまっている。
大前提の「カッコイイ」がほとんどない。
ウェイン役のロバートもこれほどはまっていないウェイン役は初めてじゃないかな。
そして、コスチュームも酷いものだが、それよりバットモービルはただのカスタムカーで、おまけにカッコ悪い。
バットサイクルはただのタイヤの太いバイク。ガシェットも今一つ。
金にものを言わせて、秘密兵器や派手なモービルを使ってこそのバットマンでしょ。
それにキャットウーマンはただの猫好きのねーちゃんだし、リドラーもただのボッチ野郎。
ホントに「変な方向」にリアルさを求めてしまって、これじゃないってことになってる。
そう考えると、最初にダークさとエンタメを両立させたティム・バートンの偉大さが分かるな。
一応シリーズ3作の予定らしいが、まったく期待はできない。
余談。
これだけ変に「リアル」にこだわったくせに、マスクはその形なのね。
顔の半分だしてて、正体がバレないってありえないでしょ。
って言うか、見てすぐに「あ、ウェインさん、こんにちは」って言われてもしょうがないバレバレ度。笑