ちぬちぃぬ

汚れたミルク/あるセールスマンの告発のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

3.8
政府とも癒着している所謂大企業に個人で内部告発した一件をドキュメンタリー映画にしようとした映画なんですよね
この粉ミルクの問題は日本の森永ヒ素ミルクみたいな明確な証拠がある事件と違って
証明する根拠が少し弱い…でもやっぱり企業側が悪いのです
販売においての責任がまるでなく、開き直り告発者の側を悪者扱いするわけで…
元営業マンの主人公と大企業の間で脅迫めいたやり取りがあり結構な年月もかかってしまい、ホントにこういう正義を貫くのって大変なんだと実感しました
多くの人がこうして泣き寝入りしているんだろうなとか思いますね
特に多国籍企業の問題は独占、賄賂にあって この粉ミルク事件はその一部であると言えるかもしれません
ケースは小さかろうと大きかろうと性質的には共通点ありますね