愛

なっちゃんはまだ新宿の愛のネタバレレビュー・内容・結末

なっちゃんはまだ新宿(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんか気付いたら観入ってた映画だった。
ゆうこすが可愛いのは本当にそうなんだけど(なっちゃんをゆうこすに演じさせたのは配役が完璧すぎる)、
なっちゃんとあきちゃんが仲良かったのが良かったのかな。
元カノと今カノなのに、親友みたいで、最近よく聞くシスターフッドのようなものを感じた。
1人の男を取り合ってバチバチするんじゃなくて、1人の男を愛した2人の女の子たちが勝手に知らないうちに共存してる。そうだよね。ここからここまでがなっちゃんで、ここからここまではあきちゃんなんてハッキリとした区切りはきっとできない。浮気とかそういうこと別にしても、重なり合ってる。
男の人と付き合ってるときに微かに感じる、時に鮮明に現れる元カノの存在。
妬むんじゃなくて許せたり愛せたりしたときにはじめて女として自立できるのかな、難しいけど。

あとナレーションが印象的だったな。
製作者があの頃の自分に言っているようなそんな気がした。
" まだなくなったものには気づかないけど、ずっと気づかずにいてね "
とか。
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