なつみかん

シネマ歌舞伎 スーパー歌舞伎II ワンピースのなつみかんのレビュー・感想・評価

3.0
〝あのっ〟
ワンピースを歌舞伎でね!

猿之助さんの目の付け所はウマイって思うョ( ^ω^ )

ワンピースならではの、デフォルメの効いたその世界観の再現ができるのは歌舞伎だったんだと思います。
これが実写映画だったなら、キャラやそのメイク、ストーリーに演出、CGを含む映像効果、リアルに寄っても、ファンタジーに寄っても難しいのでしょう。
本当に都合が良いのだけど、そうじゃないけれど、そういう事にしておこう、黒子さんが見えちゃいるけど見えてはいない。そんな約束が成り立つのが日本古来の芝居の良さなんですね。

舞台自体は約4時間の長丁場を半分の2時間に刈り込んで端折っているので、ストーリーはともかく見せ場の連続がイケるのでした。
また、その登場キャラで言えば〜
エース、ジンベエ、ボンクレーが漫画とは違うんだけども、そのモノのようで!
殺陣も、滝の水飛沫のなかのボンちゃん、イナズマの共闘や、青雉の吹雪のワイヤーアクション、エースvs赤犬の炎焔のぶつかり合いは、生舞台ならもっと迫力だと思いました。

でも、その歌舞伎ならではの動きとか殺陣が、ちょっとカッタるく感じるところもありまして〜
大ガッカリだったのは白塗りルフィの猿之助さんだったかな・・・
σ(^_^;)

金曜日の夕方6時からの回
ホントにたった一人で見ていたのは、コレが初めてだったョ。
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