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ゲット・アウトのtのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
4.3
自身も嫌な顔されないか気にし、同じく黒人の親友に止められながらもいいとこの白人の彼女の実家に。

まず冒頭Redboneのかかるタイミングや選曲に対しこれはやばい映画だと確信できたしそこから一切の期待を裏切られなかった。

白人の警官に運転してもないのに免許証の提示を求められるくだりもこんな差別はよくないと憤りを感じるも差別意識を持っていたのは見ている自分自身。

黒人への差別意識の根底にあるのは身体的文化的な劣等感や羨望の眼差しであるとは彼等は絶対に認めないだろうがずっとそう確信してる。差別意識はないが自分自身黒人への憧れが強い分。

伏線の回収の仕方やただ見てるだけでは見落とすようなところにも差別に対するメタファーが隠されていたり見終わった後考察を読んでからじゃないと知り得ないような文化的背景が散りばめられていて自分の無知さに驚く。

元彼女達に襲われなんとか逃げようとするラストシーンも虫の息の白人女性と立っている黒人男性という構図により普通ならホッとするはずのPC到着にこの状況はやばい!と脊髄反射で思ってしまうのが当たり前になった世界が1番やばい。
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