あいす

ゲット・アウトのあいすのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.8
こういうヒトコワなの好き。
……なんだけど、全容が明かされる前の「アウェーで気まずい空間でひたすら愛想笑いしてる時間」の方がが私はイヤでしたね!

彼女一家とその親類達の価値観や振る舞いの身勝手さは不気味で腹が立っていたので、身体中で抵抗したクライマックスは本当にスッキリしました。
「音が!グロい!けどいいぞ!もっとやれ!!」
的な。
彼女も序盤は話し方・性格・声色(吹き替えだけど)共に好きなタイプだったんですが、本性が分かってからは殺意しか湧きませんでした。
人種の問題とは無縁なので、その辺への共感は残念ながらできません。
正直、「寧ろ主人公が気にしすぎでは?」と思えてしまった程ですが、根深いセンシティブな問題の渦中にいた事がないからそんな事思えてしまうわけで……。(難しい)

主人公の親友がとてもイイキャラだし頼もしくて良かったです。
全体的に不気味で陰鬱な雰囲気が漂っている中、彼とワンコのシーンが唯一の癒し……。

ミステリーで謎が解けていく楽しさと、ホラーのゾワゾワと、クライマックスのスカット感が楽しくて夢中になれました!!
あの後、彼女一家の屋敷周辺はどう後始末を付けるんでしょうね?
その辺も気になるところです…。

グロと呼べる描写はありませんが、手術で頭にメス入れてパカッと開く所は映されますので苦手な方は要注意です!
あいす

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