【感想】
人種差別というテーマを見事に恐怖へと昇華させている極上スリラー。
とにかく脚本が良くできていて、主人公が疑心暗鬼になっていく様子がとても上手く表現されています。
主人公であるクリスが魅力的な人間で感情移入しやすく、敵と味方がハッキリとしているので入っていきやすい。
そしてローズの家族や家に集まる白人達の目的、メイドや使用人の謎が明らかになった時には愕然とします。
初監督でこの作品を生み出したジョーダン・ピールには拍手です。彼の他の作品も観たいと思います。
【評価】
脚本 ★★★★★
構成 ★★★★★
演出 ★★★★☆
音楽 ★★★☆☆
印象 ★★★★☆