Naoya

ゲット・アウトのNaoyaのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
2.9
アフリカ系アメリカ人の男は、白人の彼女の実家へ招待される。不安は感じつつも、温かく歓迎を受け入れるが、次第に、彼女の家族や、黒人の使用人、家政婦と関わるうちに、違和感を感じ始める。ジョーダン・ピール監督作の家系スリラー作。序盤からの人種を絡ませた不穏さから、静かに、だが確実に不穏さを増させる緊迫感は素敵。アメリカのコメディアンが監督したとは思えない程のじわじわ来る雰囲気は良く、制作にジェイソン・ブラムが手掛けているだけあり、緊迫感のオーラはスリラーとして楽しめます。物語が進むにつれてスリラー度は増すが、予定調和では終えないサプライズもあるスリラーなのも斬新。終盤の展開は見ものです。スリラーとして畳み掛けるような怒涛さも良い。主人公のアフリカ系アメリカ人の男性を演じるダニエル・カルーヤの演技はスリラーたる演技で上手い。顔面演技は一見の価値あり。
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