誘拐･ダメ･ゼッタイ。
とても繊細に作られた映画だと思いました。人種差別問題を様々な表現で表しており、セリフや美術など細部までこだわり抜かれた作品なので何度も見返したくなります。
ホラー的な怖さを体感する映画ではありません。人間の本質的な恐ろしさを体感するような映画ですね。
とは言っても傑作ホラーではあります。人によってはかなり恐ろしいと感じるシーンも多くあります。中でも、演者の演技は素晴らしくて恐怖を覚えました。
黒人メイド役の女性の演技は特に素晴らしい。全てを知った後に見返すと全く違う印象に見えるのが凄いです。
ラストシーンは賛否両論でしょうか。個人的には特典映像にあったもうひとつのエンディングの方が好きでした。
ツッコミどころもあったけど、それでも凄く楽しめた好きな映画です。
ジョーダンピール監督はこれから大注目な監督ですね。これからどんな怪作を世に放つのか楽しみでしょうがない。
