人種差別がテーマになっている映画などをここ数年色々観る中で、この作品をまず見ておくと良いって言われていたんだけれど、なかなか再生ボタンを押せずにいた。
だって観終わった後の感情が手に取るようにわかるから。
気持ちは抉られ、だからといって現状も明るくはない。えいや!という気持ちがないとなかなか観られなくて…でも観るべき作品というのはわかる。という狭間でうろうろしまくっていた。
「アメリカン・プリズン」も割と最近に読んでいたので、アメリカの刑務所のシステムについては多少知ってはいたものの、想像している世界では全くなかった。
本当に観る前から分かってた通り、気持ちは抉られ、現在の状況にもうんざりする。
だけど、このもやもやする気持ちの中に「知らない」という後ろめたさもあったのだと観た後気付いた。
2023/2/16