今もなお繰り返されてる黒人差別がどう社会に組み込まれたか、つまりどうシステム化されたかの数百年の歴史を綴るドキュメンタリー。
今だからこそ観賞。すごい情報量と人名の数が次々出てくるので追いつくのも大変だけど、観てる観てないでは大違いだと思う。怒りと悲しみ、そしてその感情から起こる自分の行動力に。
個人的にAngela Davisが一番印象的だった。話し方もパワフルで訴えかけ方が違うし、自分を曲げないアティチュードがかっこいい。
今回のアメリカを中心に再起しているblack lives matterの活動は黒人vs白人ではなく、レイシストvsアンチレイシストの戦いであり、数多くある人種差別の中でもまさに今、黒人コミュニティが世界にSOSを求めてる。できることはしたい。周りの人に自分が持つ状況情報のシェアをして仲間を増やすことがそのひとつだと思う。日本には無関心な人が多すぎる。このドキュメンタリーが多くの人にとって知ることのきっかけのひとつになりますように。
