KotaroKinoshita

ミュージアム 序章のKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

ミュージアム 序章(2016年製作の映画)
3.8
終盤での「殴る」にまつわる葛藤が、三浦誠己の芝居も演出も含めて丁寧に描かれていて、こういう本質を外さないところが白石晃士を信頼できるところなのだと改めて。
その後の思いがけないアクション・シークェンスも、多定点カメラのカット割りが気持ち良く、白石の新境地にも見えた。

ただ、ラストはやりすぎというか、『グロテスク』とは変えて欲しかった。


演出0.8
人間0.8
構成0.7
驚き0.7
趣味0.8


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象