acarii

光のacariiのレビュー・感想・評価

(2016年製作の映画)
2.8
まず冒頭からいきなり流れ出した、島の自然の映像に被せたトランステクノが不安を煽る。
それが狙いなのかもしれないけど、かなり不快。子供時代のシーンはかなり不快。こんな子供時代はいやだ。(きれいな島なのに)
基本的に不快な映画なので、好きな役者が目当てとかじゃないとなかなか楽しめないかもしれません。

娘のツバキを抱っこする井浦新が自然で良い。(やはり本物の父親だな〜)
一方で
新が想像の中で、浮気した妻に対してブチ切れるシーンも迫力があって良い。(その人の感情が理解できる時は、感情を押し殺してるのを見てるより、めちゃくちゃに爆発させてしまったのを見てる方が清々しい)

瑛太のキャラクターが昨日見た『友罪』と被っていて、(ガテン系でボロボロな服来て怖い笑い方する役)不思議な安定感。

全体的には所々アートな雰囲気。

さすが原作が小説なだけあって良い台詞は響きました。

「悲しいな、なんでこんな不機嫌なんだ俺たちは」
「生き物はね、殺して生きるんだよ」
acarii

acarii