光の作品情報・感想・評価

2016年製作の映画)

上映日:2017年11月25日

製作国:

上映時間:137分

3.2

あらすじ

東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心 に回っていた。 ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を 救うために男を殺す。 その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。…

東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心 に回っていた。 ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を 救うために男を殺す。 その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。 それから25年後、島をでてバラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる―。妻子とともによき父 として暮らしている信之と、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、ふたりの前にやってくるのだった。

「光」に投稿された感想・評価

lgKaoring

lgKaoringの感想・評価

3.2
とにかく落ち着かない映画。

登場人物ひとりひとり、いちいち心をざわつかせる。

ジェフ・ミルズの映画音楽も、斬新なんだろうけど、突然のテクノ音にビビる。

橋本マナミも、残念ながらアキラ100%なみの隠し方…

色々と救われない映画だった。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

3.0
橋本マナミがビジュアルだけでない本気のうらぶれた愛人感が出てて最高。あれだけの濡れ場で乳首死守ってのもある意味凄かったな。
過去を清算する機会を奪われた人間には悲しい運命が待つんだぜいえーい、というおハナシなのかしら。

物語を俯瞰して見る事の苦手な人間が登場人物との共通言語を見付けられないまま臨むにはちと難しい内容でしたけれども。

日常の中に当然のように在る狂気を炙り出そうという意図なのかしら、音楽の異物感はこれ凄まじく思いましたよ、と。
役者の熱演を邪魔するように、ところどころに耳をつんざくテクノ音が響き、近代美術を映し出すが、これが完全に映画の流れを遮断する。 人間の狂気を表現したいようだが、これが全く逆効果というか邪魔。
映画のストーリーは、面白かっただけに残念。 完全に演出ミス
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4
ええ・・これ原作=三浦しをんってほんまなの?しばらく読まない間にこんな怖くてゲスい話書くような作家になっちゃったの彼女?ってのにまずびっくり仰天。実は吉田修一か東野圭吾らへんが書いたんじゃないの?役者を見てる分には飽きないんだけどとにかくBGMがひたすらに煩くてとにかくイライラする笑し、どうもわざと観客をわざとイライラさせようとしてるのが見え見えで何だか途中どうでもよくなったり(岡本太郎作品あたりの場面はなんだこれすぎて笑った)。「島」で起きた津波やら災害・・ってのが最初は311のあれかと思ったけどどうもそんな単純なものじゃなく、少年少女らの中に燻る抑えきれない「なにか」のメタファーだとは思うんだけど、どーも「島」から彼らが25年たってもそこまで離れられない呪縛の部分にひっかかりというか弱さを感じてしまうのは事実。あと橋本マナミ、ラブシーン中でも必死に乳首だけは見せまいと隠してる(ように見えた僕は)のが妙に笑えたwww逆にこんな中途半端だとすっごくかっこ悪い気がする。見せるなら見せる見せないなら見せないではっきりせえや
kaorui

kaoruiの感想・評価

2.5
大森監督のプライベートフィルムの感がある。島に古から生い茂る木々、毒毒しい赤い花、太陽の熱、月の光、虫の声が住む人々を狂わせる。けれどいかんせん映像が弱い。ミルズの音すら浮いてしまい方向性を失う。
結果島から離れた面々への島の影は薄い。
別作品のようになってしまう。
幼女のシーケンスはいたずらに痛々しい割に大きな意味を感じず、怒りすら覚える。
橋本マナミのシーケンスですらそうだ。
まぁええねんけど。
最初はちょっと古い作りなのかな?火曜サスペンスちっく?なんてラフに観てたんですが、突然シアターに響き渡る大音量のテクノ音楽!なんか斬新!!
日常?非日常?風土?行間が多い映画で解釈が広がるシーンがいっぱいある映画でしたが、そんなところも含めて印象に残る映画でした。もう少し掘り下げて解説レビューとか読んでみたくなった作品です。
ストーリーとは全く関係ないですが、長谷川京子さんはもっと映画に出て欲しい!ですwそれから井浦新さんはドラマと全然違うキャラで別人かと思いました。役者さん凄い!
ハモン

ハモンの感想・評価

3.3
いやぁ~~編集!
アートしたねぇ~
みせたよねぇ~
カードきったよねぇ~
そんで、音!!クゥ~!!!
セリフもいちいち良いの散りばめるよねぇ~
いやぁ~ アートったねぇ~
泥臭いアートだったねぇ~

思ったより ライトでポップで
まあ うん。つばきちゃんが可愛かった!
パパパパパパパパパパパパパっ!!
お話は………まあ うん。
うん。だろうね。
……………って感じかな………
あ あとあれだ!
瑛太の計り知れない奥行きと橋本マナミの浅瀬感
の対比
いや、うそうそ…笑
頑張ってたね 頑張ってたね橋本マナミ。
歩き方とかね 表情とかね 泣きとか
うんうん。頑張ってた。頑張ってたよ。
一生懸命さ 伝わったよ。
うん!頑張ったね 橋本マナミ
序盤
・演技に違和感。ジェフミルズの音楽も…

中盤
・瑛太の演技が圧倒的にすごい
・他人の作品を引用するとテーマは分かりやすくなるけど、映画という具体的表現においてはやり過ぎると興醒めしてしまうかな…

終盤
・暴力的なまでの生命力!ラストの子供は完全にホラーです!

ということで、序盤不安でしたけど加速度的に前のめりになりました。
上にも書きましたが、何と言っても最後の女の子。
“光”を浴びて父を呼ぶ姿は“生命力”に溢れている。しかし、この映画を観た観客はそれが同時に“理不尽な暴力”であることを突きつけられている。しびれますね笑

次のカットで救いを与えてくれるのも優しくて好き。
一貫してテーマを重んじるために、実験的な部分もあり万人受けはしないかもですが良い映画でした。
sci

sciの感想・評価

3.7
愛する人しか目に入らないゆえに、人間性を失くしてしまったひとたちの物語。殺すことも暴力も振るうこともひとの一部なんだという内容に衝撃を受ける。
井浦新さん、たまに「日曜美術館」を見ても何を考えているのだか今いちつかめないのですが、自分を押し殺した主人公の信之がはまり役でした。
すべてが終わった時の憑き物が取れたような表情、目に宿る「光」。でもこれから先も恐ろしいものを背負って生きていかざるをえないのだろうな。
平田満さんは実直な役しか見たことがなかったのですが、やさぐれの父親を演じていて新鮮でした。
  
舞台が東京の離島で、象徴的に何回も出てくる熱帯性の樹木と汗でびしょぬれになったシャツ。だけど湿度をもう少しだけ感じられたらもっとよかったのにな。樹もロケ地の利島のものなんだろうけど、どうしても屋久杉なんかと比較してしまう自分がいて、巨木ではない人間なんだよね、と思いつつも惜しいという感じが。

音楽はデトロイト・テクノの大御所ジェフ・ミルズ。1920年代のサイレントムービーの「メトロポリス」「月世界の女」などに音楽を付けているとのことでびっくり。
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