現十両力士・旭大星の入門当時からのドキュメンタリー。
柔道で成績を残し大島部屋からスカウトを受けて、北海道から相撲のことを何も知らずやってきた高校生が、相撲の難しさや厳しさの中でもがきながら何者かになろうとする話。
当時まだ三段目、幕下だった旭日松や旭秀鵬のまだ細く若い姿、そして旭大星を気にかけ優しく接する姿が見られる。
彼はこの映画の後、太れない時期を乗り越え、足技を封じ、師匠の元大関旭國の取り口を研究することで十両に定着した。
その前段階の不貞腐れたり、手探りで相撲を学ぶ姿が本当にいじらしく健気でもある。
みんな新弟子はこの過程を乗り越えて関取を目指すのかと思うと、幕下上位〜十両下位の取組の応援に一層熱が入る。

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サンクチュアリより全然面白いし、こっちのほうが断然聖域に踏み込んでいる。そして相撲全然知らない私にとっては、鑑賞後のリサーチまで含めてドキュメンタリーとして最高だった。

旭大星の高校卒業から入門後の数ヶ月を追ったドキュメンタリー。見やすい。変わっていく心境が深く伝わってきてとても良かった。