ネット

女の中にいる他人のネットのレビュー・感想・評価

女の中にいる他人(1966年製作の映画)
4.0
手堅い。
自己罰映画。その感覚が痛いくらいにわかる。増幅する自己嫌悪が自分を蝕んで行き、誰かと共有したら楽になるような気もするが、しかしそれは、自分が背負う地獄を相手にも一緒に背負ってもらうことであり、そんな酷なことはしたくない…けど話しちゃうんだよな。そんで自分はもっと痛い目にあう、と。
理解されない地獄を背負い続けること。
みんな無関心すぎやしないかね?
会話を遮る音。電話ベル、チャイム。
ダメ男っぷりは軽め。
闇=秘密の共有を果たしたものは「細い線」も共有することになる。
川辺のデートが良い…そしてトンネル!
なんとまあくだらない真相。そして、そのクソくだらない罪を背負って生き続ける地獄への道連れ。
ネット

ネット