女の中にいる他人の作品情報・感想・評価

「女の中にいる他人」に投稿された感想・評価

cinemaQ

cinemaQの感想・評価

4.5
成瀬はノワールも撮れたのか。凄い。
告白するシーン。照明がサスペンスを作り出す。ロウソクの火のために停電は起きねばならない。
親友の奥さんと不倫の際、首締めプレイが度を越してしまって殺してしまった男と、そのことを打ち明けられた妻の話。
男は罪の意識から自分が殺人を犯したことを妻だけでなく、当事者である親友にも打ち明けるが、2人とも無かったことにしろと言う。男は良心の呵責がピークに達して自首をしようとするが…
成瀬巳喜男に挑戦 第2弾

ちなみに第1弾は『乱れる』

イングリッド・バーグマン主演『不安』みたいだったー

不倫しておいて、勝手に悩んで勝手に落ち込み、妻に打ち明けてスッキリした☆とか…

はぁぁあ?!
ふぁっきん!!!
ちんこもげろ!!!



田代勲は、お人好しで美人な妻、子供2人、母親と幸せに暮らしていた。
のだが、ある日、親友の杉本の妻でビッチのさゆりが殺される。

犯人は勲!浮気をしていたのである!!

が、言えない。。。
でもツラい。。。

そこで勲は、停電を良いことに妻にまず不倫していたことを打ち明ける。
妻はなんとか受け入れた。

が、まだツラい。眠れない。
杉本の優しさが痛い。

なので今度は妻と宿に行き、殺人まで告白する。
もういやだー自首したいんだー

しかし妻は、子供たちはどうなるの?と、黙っていようと懇願してきて……



打ち明けるよ。

浮気していたんだ。
あ、大したことじゃないんだ。
でもお前を騙しているようで惨めな気持ちになるから。

愛してなんかいなかったんだ。
怒らないでくれ。
お前を愛しているからツラかった。

………………………………………。
うむ、逝ってよし。

なんなんこの糞野郎。
ゲロ出るわぁ~

なんで浮気したヤツが悲劇のヒロイン(ヒーロー?)ぶって、悩んでツラくて…ってなるわけ?

てめーのケツはてめーで拭け!!!

っていうか、この内容で何故タイトルが『女の中にいる他人』なの?
原作は海外小説「細い線」だそう。

が、まあラストは良かったです。
『乱れる』もラストは良かったな。

成瀬はラストだけ合う模様w
成瀬の映画まじで観てて発狂しそうになる 最近は将来への不安が強くなっていて、独り言をかなり呟くようになった

このレビューはネタバレを含みます

どこまでも利己的な男の救いのない話。成瀬にしてはトーンが違うというのが一般的な評価です。女性のアップを撮らしたらやはり、超一流です。

このレビューはネタバレを含みます

題名からも推察できる通り女が中心の物語である。出版社に勤める夫と子供2人、義母とも仲良く幸せな家庭を持つ妻の心の変化を捉えた作品。20年来の友人の妻を殺してしまった夫。ふとした誘惑に負けて密会し遊びの延長の首締め快感が昂じて絞め殺してしまった。悔恨の情に耐えられず妻に告白する。真面目一筋と思っていた夫だけに衝撃を受けるが、子供や母の為にも2人だけの秘密にしようと宥める。しかし夫はいたたまれず友人に告白する。遊び歩いていた妻も悪いと水に流し忘れてくれと温情の言葉を貰い妻は更に安心する。それでも夫は悪いことを隠してしゃあしゃあと生きていくことに胸を痛めやっぱり自首する覚悟を決める。それを聞いた妻が取った最終行動は…。妻として母としての防御本能の怖さをテーマにした作品だが、それ以前に指紋などの有り余る証拠がありながら警察の間抜けさが際立って感心出来ずじまい。
「成瀬監督には、もっとミステリ・スリラーを撮って欲しかったと思う」


神保町シアターの成瀬巳喜男特集にて

上映予定の「石中先生行状記」が、おそらく東宝の管理不備と思われる不手際で急遽差し替え上映になっただか、以前に新文芸坐シネマテークのクロード・シャブロル特集で観た『一寸先は闇』(1971年フランス・イタリア)と同じエドワード・アタイヤの原作で、これも見たかったのでラッキー。

親友の妻を情事の末に絞殺した男が、親友と妻に罪を告白して許されるが、罪に苛まれて自首を決意するが、それに気づいた妻に事故に見せかけて薬殺される。

当然だか、『一寸先は闇』と同じ原作なので、話も落ちも一緒の様子だか、フランスと日本の舞台背景に違いと比較して楽しめる。

成瀬監督作品としては、珍しい陰影の濃い照明やソラリゼーションみたいな画面処理なとの分かりやすいスリラー演出があり、モノローグや台詞がやけに成瀬作品の割に饒舌に感じる。

自首すると聞いた時の新珠三千代の能面の表情怖い。

鎌倉が舞台で江ノ島の花火大会がクライマックスに装置として使われるのには、正直あまり意味ない印象を受けるが、鎌倉が舞台で江ノ電が登場しないのは、逆に珍しい。

個人的にはフランス版の方が好みだか、甲乙付けがたい出来だと思う。
c5

c5の感想・評価

3.8
成瀬巳喜男

ジャケットずっと加東大介だと思ってた。

田代に甘すぎるな、周りが。

花火は白黒でも美しい。
酢

酢の感想・評価

3.3
小林桂樹が次第に追い詰められるサスペンスになるのかなと思って見ていると、罪を償う対象が不在になったときの罪悪感がテーマになる。捻りの効いた展開が不条理劇みたいで良い。小林桂樹が告白をしようとするタイミングがいつも面白い。例えば停電が発生したり、不気味なトンネルに到着したり、隣の家で若者たちが謎に踊り狂ってたり。あと新珠三千代と絶対目が合わないし。何か用意してくる流石の成瀬。
罪を償おうとする事は、自分勝手な苦しみから逃げる事なのか。人は抱えた十字架を勝手に下ろしてもいいのか。
とても深い脚本。
ブレッソンに肉薄する強さ。

それと共に、ライティングはじめ映像でいろんな心理描写を見せてくれる成瀬の若々しい演出に感心してしまう。
これが遺作から三作目とは思えない新鮮さ。
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