さ

トッド・ソロンズの子犬物語のさのレビュー・感想・評価

3.5
この作品の意図が分からなくとも、しっかりとを少し、なんとなくを多めにくみ取ってちゃんと観たくなるような、惹かれるものだった。犬目線で考えたら散々かもしれないが、平行で緩やかすぎる生き方よりこう、はちゃめちゃで「人生何が起こるか分からない」に身を任せることも大事なのだなと思える。犬の感情が読めなかったことが更に良かったのかもしれない。何故しつけるのか。犬は人間の意思をうちくだくから。でも、なんにも感じないのは嘘。4度も轢かれて、どんな気持ちだったのだろう。死んでもなお、剥製、ロボット、として生きるということは、どういう気持ちなのだろう。何も考えず、でも気を入れてみないとしんどい気持ちになってしまう。それくらいが丁度いい。
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