公人たちやCIAのエージェントがコメディタッチに描かれすぎていて、途中でなんだか観てるのがバカバカしくなるくらい物語の世界の中に没入できなかった。キャラクターにもう少しリアリティを持たせるか、それ以外のところで作り込みをすることで作品の世界観の強度を上げてほしかった。
主人公の妄想の世界（小説のイメージの世界）と現実世界を織り交ぜる演出は面白かった。いっぱい暴れたシーンを見せられた後に、後出しで実は主人公が作り出した一瞬の妄想でしたーって演出（ベン・スティラー主演の『LIFE!』とか特に多かった）はあまり好きになれないんだけどこれは気にならなかった。現実世界に戻された後のギャップが大きかったので笑えたからだと思う。
それにしてもどことなく気が抜けてる邦題だ。
