YusakuNakai

0円キッチンのYusakuNakaiのレビュー・感想・評価

0円キッチン(2015年製作の映画)
3.0
色んな価値観に触れたいと思っている。

社会問題を知るための上映会で鑑賞。


今まで、知らないし、そこまで深く考えたことなかったフードロスの問題の現状を知ることができた。

この映画が、フードロスの現状を知ってもらって、世界の人々に関心を持ってほしい意図で作られたのであれば、
ドンドン鑑賞されることで、個人の考えや行動?も変わっていくのかなと思う。

飲食店で働いてたいた時、
余った食べものを捨てることに心が痛んだ。
もったいないから食べたりもした。
考え過ぎると心が疲れるから、深く考えないようにしていた。

映画上映後のトークイベントで
登壇された方が、

私は、
ここ(喉・体)を通るのと
ここ(喉・体)は通らないのと
そんなに違いはないと思う

といった主旨の発言をされていて、そういう考え方もあるのかと。

元気になるために食べる、
それ(余ったもの)を食べて元気にならないなら食べたくはない。
とも言ってました。

それはその人の考えとして、
そもそも残るくらい作り過ぎなのが問題かと。
米や野菜を作るのにも水やガソリンが使われてるし、加工するのにもそういったエネルギーが使われてる。

食べものを売るというとはビジネスなので、いっぱい作って、いっぱい仕入れて、いっぱい売って、、
残っても利益が出るくらい売る、
だからいっぱい作る、
みたいなことが起こってるんやろな。

ビジネス側の取り組み方で違ってくるやろし(例えばスウェーデンには賞味期限切れの食べ物だけを売ってるスーパーがあるらしい)

あと、市長が廃棄禁止にしてた市もあったから、権力持ってる人がフードロス問題に取り組んだら一気に変わるかも。

そうなるには、世論の流れ、空気感みたいなものも関わってるやろうから、私達1人1人の意識も大事なんかな。

映画は、わかりやすく、無駄のないつくりだった印象。
BGMも主張しすぎずやけど、シーンに合ってて、伝えたいことを大事にしてた印象。 

観て良かったです。
YusakuNakai

YusakuNakai