月野沙漠

仕返しの月野沙漠のレビュー・感想・評価

仕返し(2002年製作の映画)
3.0
『 字幕が頭に入らず、話が見えない 』

上映前にアンジェイ・ワイダ監督が解説している映像が流れました。亡くなる三週間前に収録したそうですが、結構お元気そうに見えたのですが。
この映画は戯曲を映画用に脚本を書き直したそうで、聞きなれない言葉や漢字の使い方も多く、字幕を追うのが大変で、恐らく自分は半分も理解てきていないと思います。セリフに韻文を使っているそうですが、言葉も聞き取れないのであまり意味が無いですね。日本人には吹き替えで見た方が楽しめるかも。
膳部役だの大膳頭だの延吏だの耳慣れない言葉が出てきて、膳部役の未亡人だという白塗りの夫人の立ち位置が分からず、初めはクララの母親かと勘違いしたり。そうなると辻褄の合わない部分が出てきて、頭が混乱したりw
ロマン・ポランスキー演じるパプキンがなぜ大膳頭に呼び出されたのか?それすら理解出来ずに鑑賞してました。
ただ、大膳頭、延吏、両家の主人にとって皮肉なラストになったのは理解出来たので、ポーランドのお国事情とか理解していて、セリフも頭に入ってればきっと面白い作品と思える感じはありました。予習してから鑑賞するのがいいですね。