"ギフテッド"という言葉は初めて聞いたかも知れない。
端的に言うと、先天的に、人より顕著に高い知性と学習能力、他にも色々……。まぁ天才という事か。
今作ではギフテッドの幼い少女と、少女を見守る父親代わりの叔父が、平凡な日常生活から様々な困難に直面し、生きる道を、幸せを見つけていく物語になっています。
ちょっと考えさせられました。この天賦の才ってのは、無いより有る方が良いじゃんってのは、まさしく凡庸な考えで。他と違うってのは、それだけで我々のいう普通の生活を送るのが難しく、周りと合わせて生きて行かなきゃ行けないっていう。
物語の途中、少女の祖母が登場し、「多少の犠牲を払ってでも、与えられた才能は必ず生かさなければならない！才能に見合った教育を受け、然るべき道に進むべき！！」見たいな事を傲慢チキチキに説くんですが、やっぱりちょっと怖い。機械じゃないんだから、その才能を生かすも殺すも判断するのはその人自身であって欲しいし、普通の生活を送りたい、送らせたいってのは、普通の願望。逆に凡人が夢見る生活もまた然りですが(^_^;)
ほんとう人間ってのは心があるんですよ。ギフテッドだろうと、凡人だろうと( ˘ω˘ )
