野生のオーガポン

gifted/ギフテッドの野生のオーガポンのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.3
サタシネで鑑賞。
吹き替えの加瀬康之の声は枯れた感じでカッコよくて雰囲気があって良かった🤭
実際ギフテッドを持った子供ならより伸ばしてあげたいと思うのは自然だと思う。
だけど同年代の子供達と一緒に勉強して遊ぶことも自然な成長とも思う。
特別なことだけど特別な扱いをしない。
特別なことだから特別な扱いをする。
それぞれの想いが交錯するが、子供を親が使う(祖母、祖父も)ことは見ていて気持ちのいいものではない。
フランクは良い父親ではないのかもしれない。
でも間違いなくメアリーにとっては良い父親だったと言える。
メアリーが愛されて産まれてこなかったと不安に感じた時の教え方はすごい説得力だった。
ただの言葉でなく、想いを込めた重みのある言葉だった。
またロバータの存在も良かった。
彼女がフランク達の理解者として献身的にサポートしてくれているから生活が成り立っていることは明白だ。
今の時代地域で子育てというのは難しくなっている。
余計な摩擦を避けて皆がそれぞれでというスタンスが多いように思う。
子供の幸福を考えることがいつのまにか自分の幸福になっていないかよくよく考えさせられる映画だった。
最後に、里親に引き渡すシーンは泣いてまうやろ〜!
アイアムサムも思い出した🥺
総じていい映画だった!