天から授けられた特別な才能、ギフテッド。
ギフテッドをもってして生まれた時、それでも普通に生きるのか?最大限にその才能を生かすように生きるのか?
祖母と叔父との闘いが始まる。
数学において天才的な能力を持った女の子。それでも普通に生きてほしい。普通に楽しい事をして遊んで、友達を作ってほしい。そんな思いの叔父と、何を犠牲にしても最大限その能力を活かすべきと考える祖母との葛藤。
私は何のギフテッドも無く平凡な能力を持ってしてこの世に生まれてきたから、もしそんな天賦の才能があったらななんて簡単に思っていたけど、そうだよな、天賦の才能があったらあったで苦労しないわけないのだとハッとした。
女の子が幸せだったのはステキな叔父がいた事。
様々な映画を何本も何本も観ていると、やはり愛というテーマが無い映画と言うのはほぼ無い。
どんな形であろうとも、それが多少歪んでいても、そこの根ぞこには愛がある。愛が無いと人間は人間としての精神を保っていられない。自分がたとえちっぽけな存在でも、そんなちっぽけな人間の誰かから愛をもらって今こうして立っている。きっと私の愛も、誰かを支えている。
人間は小さくて大きい。
どんな事があっても愛から隔絶されることはない。