ABKY0303

gifted/ギフテッドのABKY0303のネタバレレビュー・内容・結末

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

「俺が害になると思った。」
「でも、気づいた。メアリーがこんなに素敵で賢く優しい子なら…俺の育て方は間違ってなかった。」
この言葉に涙が本当に止まらなかった。
今まで母にも黙って、隣人にも反対され続けて、自分も悩み続けながら育て続けたフランクの言葉なんだと思うととても泣けてしまってしょうがなかった。
特別な才能を持った子どもの物語というと簡単だけど、子どもの周りの環境はその子の成長に影響するんだなと深く感じてしまった作品。
周りの環境がメアリーにとって恵まれていたが、メアリーにとって本当に恵まれた環境とは何なのか、それをフランクが答えを出していく作品なことに所々で涙が止まらなかった。
ダイアンのいないこと、メアリーの父親がダメな人だということこの二つがメアリーにとって不幸なことだったけどフランクがメアリーの預かり人だったことが実は一番に恵まれた環境なんじゃないかなと思いました。
姉の子供とはいえ、自分の子どもじゃない子どもにここまで愛を持って育て、子どものことを考えられる人が預かり人だったことがメアリーにとっての本当の贈り物だったのかもなって。
ギフテッド=特別な才能なんだろうけど、ギフト=贈り物はメアリーであってフランクが贈り物を受け取ったのかもなって。
家族の愛を写した作品なんだけど、子どもへの愛を写した作品としてはとても好きな作品でした。
メアリーがとにかく可愛くて、可愛くて、愛しくて、フランクが羨ましくなる。
子どもが欲しいなと思う作品でした。
あっっっっっったかい作品です!!
ABKY0303

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