天才児にも普通の子にも、最高の育て方には必ず大きな愛情が必要。
その子の幸せとは何で、それをどう与えていけるのかを、無我夢中で考えられる人間こそが最高の育て役だ。
天才児だって、秀でた部分ばかりが目立ってしまうが、中身の精神構造は子供だ。
本作のメアリーはガチの天才児だけど、もう少しソフトなちょい天才児なら結構いる（一般の教育が当てはまらない子）
そんな子たちが「生きづらさ」を感じ始める時は必ずくる。才能は必ずしも「ギフト」ではない。
メアリーの育て役のフランクは、その点をよく分かっていて、とても素敵だった。フランクとメアリーのやり取り一つ一つに、愛情と絆と信頼を感じる。
本作が誰にとっても勧められるのは、天才児教育ではなく、「子供を育てること」がテーマになっているからだ。そして分かりやすい作りに、素晴らしい演技。感動間違いなし。
このメアリーの子役さんすごすぎる。まつ毛もすごいけど、泣き顔も笑顔もしかめっ面もとってもかわいい。将来グレないでね。
