ようやく観ました。
ジャケットと予告と評判から良い作品なんだろうな〜というのは承知済みでの鑑賞。
giftedという才能のある、天才的な頭脳を持って産まれたメアリーをどう育てていくのかという話。叔父であるフランクは普通の環境で友達を作って育って欲しいと願う。祖母であるイブリンはギフテッド教育という特別な環境で育て、娘が成し得なかった数学の証明を果たして欲しいと願う。
フランクと接している時のメアリーはとっても無邪気でチャーミングだし幸せそうだけど、事実難しい問題を解こうとするメアリーもまた生き生きとしていて。どちらがメアリーにとっての幸せ？どんな環境が彼女の将来にとって有意義なものになるんだろう？と観てるこちら側としても考えさせられる。
フランクもイブリンも少し不器用で、だけどちゃんと家族を愛してるのもわかるから一筋縄ではいかないんだろうなぁ。フランクとイブリン2人の親子間の再生の物語でもあり、徐々に2人が近づいていくのも観ていて温かかったです。
マークウェブ監督の間の取り方や光の演出なんかも観ていて心地よく、とても穏やかな気持ちになります。
子どもが大きくなるまで、その育て方が合ってたかなんて分からないし、育児に正解なんてないのかもしれない。だけど子どもがたくさん笑って愛情を感じることが出来ていればそれだけで充分なんだろうなとマッケナちゃんの笑顔を観て思いました。
