ebulog

gifted/ギフテッドのebulogのネタバレレビュー・内容・結末

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

マークウェブって本当にいい監督なんだなと改めて感じさせる作品。

彼特有の色彩感覚、ヒロインとしてアサインする女優さんの趣味(今回はメアリーの先生)、1人のキャラに陶酔しすぎず「外」から映画を見させること… に、秀でてると感じました。


✳︎

●好きなシーン
1.自宅で担任の先生に会って、ニヤリと笑ってから 「good morning〜 」とメアリーが言うシーン。

2.夕陽をバックにフランクとメアリー2人が遊んでるシーン。

3.フランクとメアリーが病院で他人の出産を待機するシーン。

✳︎


クリスエヴァンス、マッケンナグレイスの名演が光る良作。

全編を通して特にフランクが素晴らしい。彼の人間性には学ぶところだらけです。


鬼の祖母イヴリンを演じるリンゼイ・ダンカンは相変わらずきれいだし、凛としててかっこよかった。
この人が演じてなかったら、もっともっとうざいおばあちゃんになってたと思う。

✳︎

僕が子供を育てるとしたら、「他人」としてリスペクトを持って対等に接したいと考えているので、フランクは正に理想的だった。

メアリーはたしかに天才児で賢いけど、そうじゃなくても自分のエゴを押し付けず、対話を重ねることがどれほど大切か学んだ。

✳︎

全ての幼児がメアリーのように自分のことをよく知り、先を見通し、自分の気持ちをはっきり表出できるわけじゃない。


だからこそ、そばにいる人は過度な介入をしてしまうのだろう。


でも、子供の可能性を決めるのは親じゃなくて、その子自身なんだよね。

学びが深い…
ebulog

ebulog