jun

gifted/ギフテッドのjunのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
3.5
ギフテッドとは「先天的に高度な知的能力を持つ人」のことを言うそうです。そういった人々のことを「ギフテッド」と呼ぶのがお洒落です。正確に言うと「天から授かる(ギフト)」という意味です。英語のこういった言い回し好きです。

この映画では、天才的な数学の才能を持つ主人公のメアリーです。大人の数学者も顔負けの頭脳ですが、無邪気でおしゃまさんです。そして、叔父のフランク、隣人のロバータ、ネコのフレッドを愛しています。天才だけど普通の少女です。
普通に育てたい叔父と、天才に育てたい祖母、そして天才で無邪気な少女の物語です。

結局、どちらが正しかったのかは分かりません。子供の未来を左右するのは、周りの環境とその大人達だと思います。才能を伸ばすこと、その子が望むことをさせること、どちらも正しいです。ですが、子供にはその判断が出来ないと決めつけるのは間違っていると思います。子供は、私たち大人が思い付かないような考えで、常識や固定観念をあっさりと飛び越え、自分なりの答えを見つけ出すことが出来ると思います。その能力はまぎれもなく「ギフテッド」です。
jun

jun