このレビューはネタバレを含みます
相棒の映画化も4作目である。
実は、そんなに期待していなかった本作。なにせ前作が結構ひどい出来だったので。
しかし、そんな逆期待を裏切るような出来だったので、以降に感想を述べたい。
まず、伏線の張り方が実に巧い。
犯人のミスリードもあるし、後半にかけて加速していくストーリー展開が心地よい。
あまり評価されないかもしれないが、ギャグパートが所々にあるのも、緊張の連続で中だるみしがちな所にアクセントが効いていて、いい。
そして、ラストに明かされる犯人の動機。
相棒史上、とはいいすぎかもしれないが、かなり切ない内容となっている。思わず、涙してしまった。
総じて、相棒で映画化された中では特筆すべき出来。これによって次作のハードルがあがってしまうのは、まぁ仕方のないことかもしれない。